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LC0192  1 イギリス 1910年代 エドワーディアン オールドペイント バスケットアームチェア

Lc25-10_0326
エドワーディアン オールドペイント バスケットアームチェア

サイズ 幅 550mm  奥行 620mm  高さ 680mm  座面高 325mm  肘掛高 550mm  座面奥行 420mm  

アンティーク家具・照明の専門店「デニム アンティーク ファニチャー」へようこそ!当店ではチェアやテーブル、キャビネットなどのイギリス(英国)アンティーク家具やランプ、シャンデリアなどのフランスアンティーク照明を低価格と安心品質で全国へお届けしております。

Outline/商品の概要(仕入担当者からのコメント)

今から100年以上前のイギリスで製作された籐張りバスケットチェアです。

有名な“ロイドルームチェア”を作ったイギリスの家具メーカー、
ウィリアム・ラスティーアンドサンズW.Lusty & Sons社が、
マーシャル・B・ロイドの技術を使ったバスケットチェアを世の中に供給しはじめたのが1922年。

それ以降、ロイドルームの成功を見た各社から、
多くの”ロイドルーム”スタイルの”ウィッカー”チェア(編み込み椅子)が生み出されることになります。

こちらもそんなロイドルームスタイルのウィッカーチェアかと思いきや、さにあらず、
ロイドルーム以前に作られたものであるということ。

ロイドルーム以前にロイドルームタイプの椅子が存在していた、とはどういう事?

実は、19世紀末から20世紀初めにかけて、ヨーロッパでは“シノワズリー(中国趣味)”を背景に、
オリエンタルなバンブー(竹)ファニチャーが流行していたのです。

かの19世紀のトーネット社でもバンブーの曲げ木椅子シリーズが発売されていたりして、
籐編みなどの家具は当時のトレンド商品だったということでしょう。

そもそも、ロイドルームのエレガントなタブチェアスタイルは、
19世紀のヴィクトリアンの時代から存在していた古典的なものでした。
ロイドルーム自体がその古典様式の流れから生まれたデザインなのですから。

このウィッカーチェアもそうした古典様式デザインから生まれたお品です。
決してロイドルームチェアに似せた椅子、なんて言わないでくださいね。

現代の全ての籐編み家具のルーツとも言える時代に作られたのがこちらのアンティーク。

これもまた、一つの「歴史の一里塚」という事が言えそうです・・。

(Buyer/YM)

エドワーディアン オールドペイント バスケットアームチェア

Condition/商品の状態(修理担当職人からのコメント)

素敵なウィッカーチェアが入荷してまいりました。
およそ100年前のお品になります。

このスタイルのチェアですと、籐に見えて籐でない、ロイドルームチェアが有名ですが、
こちらは本物の籐で編まれております。

でも、ロイドルームの模造品というわけではなくて、ロイドルームがこの世に生まれる前に作られたチェアです。
真のウィッカーチェア、と呼ぶべきチェアになります。



それでは入荷時のコンディションをご紹介しながら、今回のメンテナンスの方針を決めてまいりましょう。

全体を見渡しますと、100年降り積もった埃や汚れは目に付くものの、
構造面では緩みやぐらつきはなく、実用強度を保っているようでした。
なのでクリーニングを特に重点的に行う事に決定です。

塗装はアーム部分を中心に、塗幕の剥れ落ちが見られました。
これらは同じ色に調色したペイントを薄く重ねてレタッチして馴染ませました。

また、左側の前脚、座面の手前側で脚との接合部に、本来巻かれているはずの籐が欠損しておりました。
いずれも強度に影響する部分ではありませんが、外観上、手持ちの籐で復元することにいたします。

それでは先ずはクリーニングから。
編み込まれた籐の一目一目に積年の埃が詰まっておりました。
これは籐の丸芯を使用した家具の宿命、致し方のないことです。

これらを強力エアーダスターで吹き飛ばしたり、ブラシで掻き出したり、
もちろん水拭きも欠かしません。
水で落ちない汚れはクリーナーを使って浮かせて落します。

すると、目が詰まってもったりとしていたシートの向こう側から太陽の光が…。

地味な努力のかいがあり、詰まっていた各編み目が通り、
反対側が透かして見えるようになってまいりました。

くすんだピンクも暖かみのある色になり、全体にこざっぱりいたしました。



つぎに籐の欠損部の復元です。
ロイドの特許のクラフトペーパーコードでなくて助かりました。

手持ちのケイン(籐)のコードの中から太さの合うものをチョイス。
しっかりと巻き付けていきます。

もともと実用強度は保っていたので、外観補修的な作業ですが、
もちろん強度維持には一定の効果はあるでしょう。

結果、断線があったのがうそのように元通り再生されました。
あと、同じ色に塗れば完全に馴染むはずです。



良い仕上がりと思います。

続いて塗装の工程にはいります。

剥落の目立つアーム部や、背もたれのトップ部は凹凸を少しでもならすため、ペーパーを当てます。
また、新しく塗るペイントの密着性をよくし、塗膜の剥落を防ぐ”足づけ”の意味もあります。

下地処理がすみましたら、タッチアップ塗料の調色に入ります。
今回使用するのは環境にも人体にも優しい水性エマルションペイントに致しました。

アンティークの良さを失わないように極力近い色になるように調色致します。



アーム部などの剥落の多い部分はこぎれいに見えるよう、
多少広めの面積でコーティングしてしまします。
小さな剥落は一つ一つスポット的にタッチアップ致します。

全てを一様に塗ってしまえば新品同様に美しくなるでしょうが、反面、
アンティークの味は失われてしまいます。
全体のニュアンスを見ながらタッチアップしていきます。

もちろん、お客様のご要望がありましたら全面を新しく塗り替えることも、
お好きな色でイメージチェンジすることも可能です。

しっかりとメンテナンスしました結果、アンティークの良さを保ちつつ、
クリーンな印象を持っていただけるチェアに仕上がりました。

最後に、がたつきぐらつきをチェックし、問題のないことを確認して作業完了です。

ロイドのような量産家具とはまた違った良さを持つ、本来のハンドウェビングチェアです。

担当職人から自身を持ってお奨めさせていただきます。

(Restorer/MJ)

エドワーディアン オールドペイント バスケットアームチェア

Impression/当店の評価(お客様担当からのコメント)

現代のアジアン家具のルーツともいえる”ウィッカー”チェア(編み込み椅子)です。

軽く、弾力があり、どこか懐かしさのある籐編み椅子と、東洋趣味的なインテリア・・。
当時の貴族階級のトレンドだったようです。

編み込み椅子独特の、ギシッと柔らかい座り心地も、当時のヨーロッパの貴族階級の人たちは知っていたんですね。
何だか、感激・・。

作られた当時は最先端のデザインだった事でしょうが、
現代では“オリエンタル・スタイル”って呼んだ方がよさそうですね。

この椅子は19世紀末から20世紀初めごろに作られたもののようですが、
実際、この種のウィッカーチェアが世界的に普及したのは、
“ロイドルームチェア”誕生と時を同じくする、1930年から40年代にかけての時代。

でも、バンブーチェアが最初にポピュラーになったのは“リージェンシー”の19世紀前半だったようですから、
こちらのチェアは第一次流行期から第二次流行期の間の過渡期に作られたもの、という事ですね。
骨董としても歴史的な意義のあるお品です。

1世紀以上は経過している本物のアンティークですが、
まだまだこれからも充分にご使用いただける状態にあります。
もちろん日常的にもお使いいただけます。

ロイドルームチェアよりもちょっと小ぶりに見えますが、座るエリアはロイドルームとほぼ同じくらいの大きさ。
女性的なチェアですが、平均的な成人男性でも問題なくお使いいただけます。

アンティークチェアファンの方、めずらしいものに目のない方、
ぜひこの機会をお見逃しなく!

お値打ち品です!

(Sales/TJ)

★EXTRA PHOTO

エドワーディアン オールドペイント バスケットアームチェア

 

エドワーディアン オールドペイント バスケットアームチェア

 

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エドワーディアン オールドペイント バスケットアームチェア

 

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スペック表

※各項目の文字をクリックするとその項目の説明ページにジャンプします。

商品基本情報
品名 エドワーディアン オールドペイント バスケットアームチェア
品番
LC0192
管理番号Lc25-10_0326
販売価格(税込) 30,240 円 在庫数 0
サイズ 幅 550mm  奥行 620mm  高さ 680mm  座面高 325mm  肘掛高 550mm  座面奥行 420mm  
送料ランク・重量 Bランク   送料目安:4,400円~7,040円 (沖縄 10,010円)  らくらく家財宅急便による配送になります。
※ 同梱可能な複数商品の送料はご注文後に別途お見積りをご提示いたします。  
商品分類 クラス
デザイン
ユース
ランク
カテゴリ 椅子/Chair  >  ラウンジチェア/ロッキングチェア
商品プロフィール
原産国 イギリス 年代1910年代
メーカー デザイナー
主要素材
主要素材の材質
主要素材の等級
商品の無垢率
カラー
塗装・仕上げ水性塗料仕上げ
その他素材 
その他の素材のカラー 
メンテナンス状況
コンディション 傷の程度
目立つ傷
交換・改造
実用性
商品プロフィール
原産国 イギリス 年代1910年代
メーカー デザイナー
主要素材ローズウッド
主要素材の材質無垢材
主要素材の等級1級
商品の無垢率90%以上
カラー彩色系
塗装・仕上げ
その他素材
その他の素材のカラー
メンテナンス状況フルメンテナンス
コンディション 傷の程度少ない
目立つ傷少ない
交換・改造あり
実用性あり
商品評価
デニムの総合評価
商品評価
デニムの総合評価

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品番
LC0192
エドワーディアン オールドペイント バスケットアームチェア
品名

エドワーディアン オールドペイント バスケットアームチェア

販売価格(税込) 30,240 円
通常価格 29,400 円
   
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